青龍会(せいりゅうえ)

清水寺の青龍会(せいりゅうえ)は、観音さまの化身とされる青龍が境内と門前町を練り歩き、地域守護と除災を祈願する行事です。

概要

  • 目的: 地域守護と除災の祈願、観音加持(観音さまのご利益を願うこと)。
  • 起源: 2000年(平成12年)の御本尊御開帳の際に、清水寺門前会が立ち上げた行事です。
  • 青龍について:
    • 長さ約18メートルの巨大な龍で、麻布と和紙で作られています。
    • 鱗約8000枚には古い経文が貼られているといわれています。
    • 東方の守護神であり、清水寺には「観音様の化身である龍が、音羽の滝に夜ごと飛来して水を飲む」という伝承があります。
  • 行道(ぎょうどう):
    • 長さ約18メートルの青龍を先頭に、荘厳な装束に身を包んだ会衆が練り歩きます。
    • 法螺貝を吹く「転法衆(てんぽうしゅう)」、行道を指揮する「会奉行(えぶぎょう)」、観音加持を行う「夜叉神(やしゃじん)」、「四天王(してんのう)」、「十六善神(じゅうろくぜんじん)」などが続き、大群会行(だいくんえぎょう)として行われます。
    • 人々は「南無観音(なむかんのん)」と唱和して観音さまのご利益を願います。
  • 時期: 例年、3月・4月・9月などに実施されています(開催日は年によって異なります)。

観音様の信仰と、奥の院の南廊下にある祠に祀られる夜叉神(青龍の地と御本尊を守り、悪縁を断ち良縁を結ぶ神)への信仰をもとに生まれた、比較的新しい行事でありながら、清水寺の新しい「風景」として参拝者にも親しまれています。

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