永住権申請のステップと要件

永住申請

永住権(永住許可)は、在留期限の心配なく日本で暮らせる魅力的な資格ですが、審査は厳格です。現在、出入国在留管理庁のガイドラインに基づき、要件が一部強化されることが検討されています(例: 日本語能力や収入基準の明確化)。このコラムでは、基本的なステップと要件をわかりやすく解説します。ご自身の状況に照らし合わせてみてください。万一、要件に不安がある場合、無料相談をおすすめします。

永住権申請の概要とメリット

永住権を取得すると、在留期間の更新が不要になり、就労制限もなくなります。家族帯同や住宅ローンも組みやすくなり、長期定住の基盤が整います。外国人にとって、安定した生活が実現可能です。ただし、申請は「日本への貢献度」が鍵。2025年の改正で、永住が「日本国の利益に合する」ことをより厳しく審査されるようになりました。 5年以上の在留者でも、特例を活用すればチャンスがありますが、標準ケースは10年以上の在留が必要です。

永住権の主な要件

出入国在留管理庁のガイドライン(令和7年10月改訂)によると、永住許可には3つの法律上の要件があります。 ただし、日本人・永住者の配偶者や子、難民などは一部免除されます。5年以上の在留者向けに、標準ケースと特例を分けて説明します。

  1. 素行が善良であること
    • 法律を遵守し、社会的に非難されない生活を営んでいること。
    • 過去5年以内に重罪や懲役刑以上の実刑がない。軽微な交通違反(例: 駐車違反)も繰り返せば影響大。
    • 税金・年金・健康保険の未納/滞納がない(納税証明で確認)。
    • 公衆衛生上有害でない(健康診断書提出)。
  2. 独立の生計を営むに足りる資産又は技能を有すること
    • 公共負担にならず、安定した生活が見込まれること。
    • 収入基準: 年収300万円以上が目安。扶養家族1人あたり約70万円追加(例: 夫婦+子1人で440万円程度)。 貯蓄や技能(資格)も考慮。
    • 日本語能力: 日常生活レベルの日本語力(JLPT N5~N4相当)。会話や書類作成が可能か審査。
  3. その者の永住が日本国の利益に合すると認められること
    • 標準ケース: 引き続き10年以上日本に在留(うち就労資格/居住資格で5年以上)。 最長在留期間(例: 技術・人文知識で5年)で在留中であること。
    • 5年以上の在留者向け特例(短縮可能):
      • 日本人・永住者の配偶者: 婚姻3年以上+日本在留1年以上。
      • 日本人・永住者の実子/養子: 日本出生+1年以上在留。
      • 定住者資格: 5年以上在留。
      • 日本への貢献者(外交/経済/文化分野): 5年以上在留+貢献実績。
      • 高度専門職(ポイント制): 70点以上で3年、80点以上で1年に短縮可能。
    • 出国期間が長い場合(1回3ヶ月超、年計1年超)は「継続」扱いされず不許可リスク高。

これらの要件に該当しない場合、不許可の可能性が高いです。まずは出入国在留管理庁のチェックシートで自己確認を。

永住権申請のステップ

申請は大阪出入国在留管理局京都出張所で行います。審査期間は4~10ヶ月程度。ステップは以下のとおりです。

  1. 要件の確認と相談
    • ご自身の在留歴・収入・日本語力をチェック。5年以上の在留者でも、特例該当かを検証。
    • 不安なら当事務所行政書士に相談
  2. 必要書類の準備
    • 申請書(出入国在留管理庁HPからダウンロード)。
    • パスポート、在留カードコピー。
    • 理由書(永住希望の理由、日本への貢献を記述)。
    • 身元保証書(日本人/永住者保証人)。
    • 収入証明(源泉徴収票、確定申告書、3年分)。
    • 納税証明書(住民税・所得税、年金・健康保険)。
    • 戸籍謄本/結婚証明(配偶者特例の場合)。
    • 健康診断書、日本語能力証明(JLPT証明書等)。
    • 写真(4×3cm)。
    • 特例の場合: 貢献実績資料(表彰状等)。 書類は原本+コピー、翻訳が必要。京都の企業勤務者は、雇用契約書を追加で有利に。
  3. 申請提出
    • 入管へ持参
  4. 審査と追加提出
    • 審査中は追加書類依頼あり。
  5. 結果通知と手続き
    • 許可: 新在留カード発行。
    • 不許可: 理由開示請求可。再申請準備。

注意点

永住権は人生の転機。ご自身で申請可能ですが、書類ミスで不許可リスクあり。

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