特定技能外国人の受入れ:「成功のカギ」は丸投げしないこと。専門家と二人三脚で築く、強い組織の作り方

初めての外国人雇用 特定技能外国人

1. 「外部委託」はゴールではなく、スタートライン

初めて外国人を雇用する際、複雑な入管法や書類作成に圧倒されるのは当然です。図の左側に示されている「在留資格申請」や「法定支援」を、我々のような行政書士や登録支援機関といった専門家に委託することは、コンプライアンスを守る上で非常に賢明な判断です。

しかし、ここで忘れてはならないのは、「書類上の手続き」と「心の通った受け入れ」は別物であるということです。専門家は「ルール」を守るプロですが、貴社の「ファン」を育てるプロは、現場の皆様自身なのです。

2. 「主体的な支援」が離職を防ぐ最大の武器

図の右側にある「主体的な支援の原則」こそが、長期定着の要です。 外国籍の社員が日本で働く不安を感じたとき、外部の担当者に相談するのと、毎日顔を合わせる上司や同僚に相談できるのとでは、安心感に雲泥の差があります。

  • 生活指導員の配置: 単なる役割分担ではなく、「何かあったらこの人に聞けばいい」という安心の拠り所を作ること。
  • 直接的な面談: 翻訳アプリを使ってでも、直接言葉を交わそうとする姿勢が、信頼関係を深めます。

3. 「自立」を目指すプロセスが、企業を強くする

図の右下にある「自立的受入態勢への移行」という項目に注目してください。 最初は専門家の力を借りてノウハウを吸収し、段階的に「自社でできること」を増やしていく。このプロセス自体が、社内のダイバーシティ対応力を高め、結果として日本人社員にとっても「働きやすい環境」へと繋がっていきます。


Message

「特定技能外国人の受け入れは、単なる労働力の確保ではありません。異なる文化を持つ仲間を迎え入れ、共に成長していくための『組織改革』のチャンスです。

図の中央にあるアーチのように、『専門家(行政書士)の確かな知見』と『企業の温かい関わり』。この両方が揃って初めて、外国人社員がその能力を最大限に発揮できる強固な架け橋が完成するのです。」

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